こんにちは、創です!
今回は型のもう一つの大切な要素、「細かい条件」について書いていきます。
細かい条件とは何か?
ベストなパフォーマンスをするために必要な条件を書き出したものです。
- どの年齢層が適切か
- 理想の観客数は
- ベストな会場
- ステージの最低必要条件
- 会場設備
- スタッフ
- 食事や宿泊
大きく分けてこれらになります。
そんなこと先方の指定に従うしかないんじゃない?と思われるかもしれませんが、この辺りをはっきりさせておくとプログラムの完成度が驚くほど上がります。
基本的には自分たちが分かっていればいいですが、必要であれば先方に伝えましょう。
どの年齢層が適切か
「子供」や「大人」などざっくりとした分け方はやめましょう。
同じ子供でも、3歳の子供が喜ぶものと10歳の小学生が喜ぶものは全く違います。
同じく、大人でも30歳の女性と60歳の男性が好むものは当然違うでしょう。
よくペルソナ設定とか言われますが、具体的な人を思い浮かべて自分のプログラムはどの年齢層のどんな方に刺さるのかをよく考えましょう。
ペルソナによってプログラムのMCや演出も決まってくるはずです。
理想の観客数
何名ぐらいの規模がベストなのかという基準は自分の中で持っておきましょう。
kajiiは少人数から1000名様まで対応できますが、ベストは200名といったところです。
大人数狙いなら派手な演出や道具が必要になってきます。
ベストな会場
ライブハウスがいいのか、ホールがいいのか、はたまたカフェがいいのか…
kajiiにとってベストな会場は公民館の一室です。
お客様との距離が近く、また簡単な照明も持ち込むため、プレーンな四角い部屋が最も得意な会場となります。
ここをはっきりさせておくと、自分で用意した方がいい機材なども決まってきます。
ステージの最低必要条件
要するにステージの広さや、袖やバトンが必要かどうか、というところです。
kajiiの場合は楽器が多いので、最低限横5.4m×奥行き2.7mが必要です。袖はいりません。ちなみに緞帳他舞台設備もいりません。
中途半端な数字に見えますが、舞台の設営は尺(約30センチ)や間(約180センチ)などで表せる数字にしておくと便利です。
kajiiの場合は横3間×奥行き1.5間というところですね。
ホールやショッピングモールなど、この単位での指定が多くなります 。
会場設備
楽屋は何室必要、暗転できるのか、ピアノを使う場合調律は何ヘルツにする必要があるのか、などといった細かい会場条件です。
ちなみにkajiiの会場条件は
1.屋外の場合は雨天時屋根のある場所に変更できること(楽器や機材が濡れると困る)
2.できるだけ暗転ができる部屋にすること(照明演出があるため。ただし必須ではない)
です。
スタッフ
kajiiの場合は基本二人でほぼ全て回してしまいますが、例えば音響さんが必須な場合は「必要ですよ」と指定する必要があります。
音響さん用の資料も用意しましょう。
他にも、物販用のスタッフが必要な場合など、自分で手配するのか 先方で手配してもらうのかもはっきりさせましょう。
食事や宿泊
体調に直結するデリケートな方はこのあたりも指定しておきましょう。
ちなみにkajiiは食事の好き嫌いやアレルギーはありませんが、唯一 宿泊は禁煙シングルルームでというお願いをしてあります。
まとめ
「なんでもいいや」ではなく、一つ一つに理想の条件を決めておきましょう!
細かいことの積み重ねがパフォーマンスのクオリティアップに繋がってきます。
以上、3回にわたって「型」の大切さをお届けしました。


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