こんにちは、創です!
今回は型の大切な要素「構成」について書いていきます。
狙いを持って構成する(山を作る)
これは大まかなストーリーを作るということです。
例えば映画なら、冒頭でつかみ、前半はある程度うまくいくが中盤で危機が訪れる…
様々なアイディアでその危機を乗り越え、クライマックスに向かう、といういわゆる N 字型の構成がほとんどです。
(中には M 字型や W 型などイレギュラーな構成もありますが…)
コンサートも同じ。
一曲一曲に狙いをつけて構成していきます。
kajiiの実際の演目例
1.練り歩き入場
お客様の間を練り歩きながら登場します。
この人たち大丈夫か?と思わせ少し期待値を下げるぐらいでちょうどいいです。
2.楽器の紹介曲
メイン楽器「食琴」この楽器を演奏しながら紹介していきます。
普段コンサート後に質問されることを、まとめて一曲の間に説明してしまう感じです。
3.テクニックを見せる曲
ここでようやくオーっと言わせにいきます。
この曲だけはしこたま練習しています。
また、途中で目隠しなどの縛りを入れたり、最終的にはどんどんテクニック的にビルドアップしていきます。
4.意外性を見せる曲
ここでもうひと押し。
見た目と全く違う音が出る楽器を使って、お客様を日用品楽器の世界に引きずり込みます。
5.音当てクイズ
中盤から参加型演目が始まります。
kajiiオリジナルの楽器を音だけ聞かせて、どんなもので出来ているか当ててもらうというもの。
お子様が多い場合はかなり盛り上がりますし、大人ばかりのイベントでもかなり「へえー」という声が聞かれます。
リラックスタイムです。
6.お客様参加型演奏
お客様に演奏してもらう曲その1です。
1名、4名、40名バージョンなどがあります。
7.お客様全員参加型演奏
会場にいるお客様全員に楽器を配って大合奏する曲です。
kajii的にはここがクライマックスになります。
8,メドレー
本編最後の曲です。kajiiの楽器を総動員してボリューム感を出して盛り上げます。
9.アンコール
アンコールは短く粋に。
クスッと笑えるもの、もしくは短い時間で完全燃焼するものを用意しています。
kajiiの楽器について
kajiiがこれまでに作ってきた日用品楽器は100を超えます。
その一つ一つにストーリーがあり、面白いポイントがあるのですが、当然決まった時間内に全てお客様に伝えられるということはありません。
コンサートでは、厳選した上でどのような順番で見せると効果的かということを常に考えています。
コンサートだけではなくあらゆるものに構成が必要
例えばプロフィール文を一つとっても構成がとても大切です。
いきなり実績を書いていくのか、どんな理念を持って行っているのか、どんな性格なのか、どれで書き始めるので与える印象が全く変わります。
最終的にお客様はどんな気持ちにさせたいのか、常にこのゴールをはっきりさせながら構成していきましょう。


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